2025年の4月上旬・中旬はトランプ関税をはじめとした様々な投資ニュースがありました。
乱高下した相場で難しい局面でしたが、皆様はどのように乗り切ったでしょうか。
今回はニュースを基に、今後の日本株市場を予想してみます。
株式相場の予想はプロでも当たらないといわれますので、あくまでも私の考えということでお願いします。
日本株はしばらく上値が重い展開
まず予想として、日本株はしばらく上値が重い展開だと思います。
理由として、トランプ関税は現状先延ばしされているためです。
少なくとも日経平均は36,000円を来週中に超えることは難しいと思います。
優待株や配当株は少しずつ買いが入っていくと思いますが、全体的に伸びにくいかと感じます。
ドル円の相場が円高に偏り気味

2025年4月19日現在、ドル円は142円/ドル前後で推移しています。
日経平均が高くなる要因として、円安の状況も挙げられます。
理由は円安だと、日本株に対して外国から買いが入りやすいからです。
逆に円高だと日本株に対して外国からの買いが入りにくいため、日経平均は上がりにくい傾向にあります。
国内株式の警戒感がある
2025年4月19日にこんなニュース記事がありました。
国内株式市場見通し:落ち着きを取り戻すが、円安是正への警戒感は残る-yahooファイナンス
ニュースを要約すると、以下のとおりになります。
今週の東京市場まとめ
- 日経平均は週間で+1144.70円(+3.41%)の34,730.28円と上昇。
- 食品・建設・医薬品などを中心に買い戻しが進んだ。
- 米関税政策の不透明感が残る中、売買代金は3兆円台に減少し、市場は様子見ムード。
- ドル円は一時141円台へ円高進行も、日米協議で為替議論がなかったとの発言で円高は一服。
- 外国人投資家と個人投資家は合計で売り越し、事業法人は現物を大きく買い越した(3583億円)。
今後の注目点
- 4月23日以降の日米財務会合で「円安是正」が議論される可能性大。
- 日銀の年内利上げの可能性は50%まで後退。
- CPIは市場予想通りで、利上げ期待は高まらず。
半導体株に逆風
- ディスコ、アドバンテスト、東京エレクトロンなど半導体株は総じて下落。
- 要因:米の追加関税、NVIDIA製AI半導体の規制対象化、EV市場低迷、円高懸念。
- ASMLの新規受注の鈍化も市場の不安材料に。
今後の経済指標予定
- 国内:24日に2月景気動向指数(確報)、3月企業向けサービス価格指数、25日に東京CPIなど。
- 海外:21日〜25日にかけて、各国のPMI速報値や米欧の経済指標が多数発表予定。
来週は様々な指数が公表されますが、私はあまりいい結果は出にくいのではないかと思います。
今後は決算公告を控えている企業も多い
4月下旬から5月上旬にかけて、3月末決算をした企業の決算公告があります。
決算公告時期は企業によって異なりますが、この時期は株価の評価が難しい時期です。
企業にもよりますが、決算公告の業績が良ければ株価は伸びます。
反対に業績が悪いと株価は急落しますので、評価が非常に難しいです。
こういった時期は売買が控えめになりますので、株価は伸びにくいかと思います。
25日移動平均線から考える

緑色が25日移動平均線ですが、現在の株価がまだこれを超えられていません。
チャート上では、まだ株価は上向きにくいと考えられます。
日経平均は来週中に35,500円前後を上回っていくと、今後の上昇の兆しが見えるかと思います。
まとめ|株価予想はとても難しい
今回は日本株の予想について、4月下旬分を紹介いたしました。
株価の予想はアナリストのようなプロでも完全にはできません。
そのため相場を予想するのではなく、どう相場が動いても大丈夫という心構えをしておくことが大事です。
あまり相場の予想にとらわれずに、相場を乗り切れるようにしてくださいね。
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