投資詐欺については、現在でも様々なニュースが飛び交っています。最近でも、こんなニュースが入っています。
75歳男性がSNS型投資詐欺で3500万円被害 宇都宮-NHKニュース
詐欺はもちろん犯罪ですし、絶対に行ってはいけないことです。ただこういった詐欺を行う人がいるのは事実です。
今回は投資詐欺にあわないために、身に着けておきたい投資の知識について紹介します。
適切なリスク・リターンについても解説しますので、ぜひご覧ください。
なぜ投資詐欺にあう人がいるのか?
まずはなぜ投資詐欺にあう人がおり、増えてきているのかを解説します。
投資詐欺にあう人の特徴は、以下の3つです。
「楽して儲けたい」という心理が強い人
このタイプは高配当・短期での大きな利益などの「うますぎる話」に惹かれやすく、冷静な判断ができなくなる傾向があります。
例えば「あなただけに特別に利益がでる投資商品があります」といった情報がメールやダイレクトメッセージ等で来た場合に、その情報にアクセスしてしまう等です。
金融知識が乏しく、人に任せがちな人
このタイプは投資や金融商品の仕組みに詳しくないため、「専門家っぽい人」の話を鵜呑みにしてしまいがちです。
「誰々が言っていたからこれが正しい」と思いがちで、自分が詳しくないから他人に任せてしまうような人は注意が必要です。
孤独で、人とのつながりを求めている人
このタイプは特に独居老人に多く、孤独な人に多いパターンです。
詐欺師は親しげに接してきたり、コミュニティを装って信頼関係を築いてから騙すケースが多くあります。
怖い顔をして近づいてくる悪魔はいません。十分に注意しましょう。
投資の適切な利回り(リスク・リターン)
投資の適切な利回りについては、以前の記事でも紹介しています。
↓こちらの記事です
ここでお伝えしたいのは、高いリターンには何かしら高いリスクが隠れているということです。
例えば投資信託はリスクはそこそこですが、その分平均利回りは3~5%程度です。
逆に仮想通貨のような上昇・下落リスクが高い商品は、15~20%と高い平均利回りです。
投資詐欺にあわないようにするのに重要なのは、そのリターンはどの程度リスクをとっているかを考えることです。
冷静に提示された商品を考慮し、見極めることで詐欺を回避できます。
投資詐欺にあわないための対策
ここで投資詐欺にあわないための対策について、4つ紹介します。上記の利回りの件を踏まえて確認しましょう。
「うまい話には裏がある」と疑う癖をつける
年利10%以上で手出しのお金がほとんどない、などの高利回りをうたう話はまず詐欺を疑うべきです。
特に資金は少なくて問題ない、と謳ってくるものは後から請求されることも多いので、注意しましょう。
最低限の金融知識を身につける
投資の基本(リスクとリターン、分散投資、複利など)を理解するだけで、詐欺の見抜きやすさが格段に上がります。
しっかり勉強して、少なくとも利回りの平均値については理解しておきましょう。
大事な判断は必ず第三者に相談する
家族や信頼できる友人、または公的機関(消費者センターなど)に相談することで、冷静な視点を得られます。
特に詐欺のようだと理解できた時は、すぐに消費者センターに相談しましょう。
SNSの投資勧誘には乗らない
Xやインスタ等、最近ではSNSが発達しています。
SNSでは羽振りのいいと見える人達が投資勧誘をしていたりすることも珍しくありません。
しかし、こういった投資勧誘には乗らないようにしましょう。お金以上に個人情報を取られることもあり得ます。
また同様にお金を配る系のポストも個人情報を抜き取る詐欺のパターンです。注意しましょう。
まとめ|投資詐欺にあわないために
今回は投資詐欺にあいやすい人の特徴や対策などを紹介しました。
投資詐欺にあってしまうと資金を失い、投資界隈のリタイアを余儀なくされてしまいます。
そうすると、せっかくの資産運用の機会を失うことになりかねません。
ですので、リスク・リターンを正しく理解し投資詐欺にあわないようにしてください。
詐欺にあわない知識を身に着け、継続した投資をしていきましょう。
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