新NISAで投資信託の運用を行っている方は多くなっていますが、実際に運用したときの利回りはどの程度なのか、知っていますか。
今回は投資信託の平均利回りについて、株式、FX、仮想通貨と比較して紹介します。
平均利回りを理解することで、現在での自分の利回りが良いのかどうかを判断することができますので、ご覧ください。
投資における「利回り」の定義
利回り(りまわり)とは、投資した元本に対して、どれくらいの利益(収益)が得られたかを示す割合(パーセンテージ)のことです。簡単に言えば、「投資の効率」を測る指標です。
投資判断での活用
- 比較の基準として重要
(例:A投資は年利3%、B投資は5% → Bの方が効率が良い) - リスクとのバランスも見る必要がある
高利回り=高リスクの可能性があるため、利回りだけで判断しないのがポイント。
平均利回りの目安(年利)
投資種類 | 平均利回り(年利) | 特徴・備考 |
---|---|---|
投資信託 | 約 3〜5% | 安定志向の商品が多く、分散投資が基本。手数料に注意。 |
株式 | 約 5〜7% | 個別銘柄によって大きく差がある。中長期保有でリターンを狙う。 |
FX(外国為替証拠金取引) | 約 5〜10%(ハイリスク時は20%以上も) | レバレッジ取引により高リターンも可能だが、損失リスクも高い。 |
仮想通貨 | 約 10〜15%(変動大) | 高いボラティリティ。数年で数倍になる例もあれば、大幅下落も。 |
※ボラティリティとは、値動き幅の大きさのことです。ボラティリティが高いほど、値動き幅が大きくなり、リスクも高くなります。
投資信託
- 平均利回り:年3%〜5%程度
- 国内外の株式や債券に分散投資する商品が多く、リスクは中程度。
- インデックス型(例:S&P500連動)は比較的安定したリターンが見込まれる。
株式投資(個別株)
- 平均利回り:年5%〜7%程度(長期)
- 米国株は過去100年の平均リターンで約7%前後(配当込み)。
- 銘柄選定やタイミングによりリターンは大きく変動。
FX(外国為替証拠金取引)
- 平均利回り:年10%前後(成功している個人トレーダーの目安)
- レバレッジの活用により短期間で高リターンも可能だが、高リスク。
- 相場の変動性やメンタル管理が重要。
仮想通貨(暗号資産)
- 平均利回り:年15%〜30%(ボラティリティが非常に高い)
- ビットコインなどの主要通貨は過去数年で高騰した時期も。
- 長期的には価格変動が大きく、短期投資は特にリスク大。
- ステーキングやDeFiなどを活用した利回り獲得も可能。
※上記はあくまで目安であり、時期・投資手法・相場環境によって結果は大きく異なります。
リスクが高い投資商品程、利回りも高くなる傾向にありますが、その分資金を失うリスクも高くなります。
また、時期によって個人の成績は大きく異なるため、あくまでも平均利回りはこのくらいという感覚を持っておきましょう。
私の旧NISAの個人利回りについて
私は2018年から旧NISA口座で5年間運用していました。成績については以下の記事に記載していますので、よろしければご覧ください。
旧NISAでは100万円を運用していましたが、5年でおよそ40万円ほど収益を上げられました。
5年で40万円なので、平均して8万円/1年でした。そのため元本100万円に対し、利益8万円なので8%と利回りとなります。
株式の平均は5~7%なので、平均を上回る成績だったといえます。
まとめ|利回りを意識した運用を心がける
今回は投資信託の平均利回りについて、他の投資商品と比較して紹介いたしました。
平均利回りはあくまでも平均の数値であり、時期や相場によって大きく変化します。
また、リスクとリターンは表裏一体です。平均利回りが高いものは、往々にしてリスクが多大にあるため、高い利回りの投資案件があった場合はまず裏のリスクを探ってください。
適切な利回りを目指して、投資判断をすることを願っています。
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