投資信託はオルカンだけでいい?オルカンと併せたい組み合わせ

投資信託

投資信託であるオールカントリー、通称オルカンは現在でも人気の投資先となっています。しかし、オルカンと併せて追加で投資することで、相乗効果を期待できる組み合わせもあります。

今回はオルカンと組み合わせると良いおすすめを4つ紹介いたします。オルカンだけで良いか迷っている方は是非ご覧ください。

リスク分散の効果が生かされる場合がありますので、分散を意識した組み合わせの紹介となります。

なお、オルカンについてはこちらの記事に記載していますので、ご覧ください。

オルカン+eMAXIS Slim国内株式投資信託

まずは投資信託を2つ重ねる組み合わせで、オルカンと国内株式の投資信託を併せたものです。

オルカンはそのほとんどがアメリカ株式によせており、日本株式の比率はそこまで高いものではありません。そのため、国内株式の投信を入れることで、国内株式の比率を高め分散効果が期待できます。

なお、eMAXIS Slim国内株式投信についてはTOPIXと日経平均、読売333の3種類がありますが、信託報酬に差はありません。

つみたて投資枠を使えるのはTOPIXと日経平均なので、この枠を使う場合はどちらかを選びましょう。

オルカン+eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

次も投資信託を2つ重ねる組み合わせで、オルカンとバランス型ファンドを併せたものです。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートの8つを均等に組み入れたインデックスファンドです。

リート(REIT)とは、投資家から集めた資金を不動産に運用する投資信託のことです。不動産投資信託とも呼ばれ、日本では「J-REIT」とも呼ばれます。

こちらは先進国であるアメリカは入っているため、完全な分散はできませんがバランスファンド自体が様々な投資商品に分散投資するため、分散効果は高くなります。

こちらもつみたて投資枠は使用可能なので、おすすめできるファンドです。

オルカン+日本の個人向け国債(10年)

3つ目はオルカンに加え、日本の個人向け国債を組み入れるパターンです。

個人向け国債は預金の次に安全な資産である国債で、利率は低めなものの破綻することがほぼない金融商品となるため、リスクを抑えたい方におすすめです。

10年の個人向け国債をおすすめする理由として、変動金利が挙げられます。インフレに応じて金利が上下するため、インフレ相場に強くなります。

5年、3年ものは最低金利の固定なため、あまりおすすめできません。

なお、個人向け国債は最低1年は売却できず途中で売却すると減少していることが多いものであるため、長期的な運用をしっかりできる方が運用した方が無難です。

オルカン+日本国内株式(個別株)

最後はオルカンと個別株(国内株)の組み合わせです。

上記の組み合わせと比べて比較的リスクは高くなりますが、その分リターンを狙える組み合わせです。

私はこの組み合わせを基本としており、毎月オルカンを積み立てつつ、株式相場を見て参入するという方法をとっています。

国内株のおすすめについては、ある程度配当利回りが高めの株式です。ただし配当をもらうため持ち続けることを想定し、業績が安定している銘柄を選びましょう。

株式と併せる場合の注意点

株式と併せる場合は、各業種(セクター)について理解をしておきましょう。業種によっては、国外株式との強い関連性がある銘柄もあり、その場合は分散効果があまりありません。

例えば商社株は輸出入を主体としている企業もあり、主な取引先が海外となる場合は海外市場に影響されるため、分散しづらいといえます。

あえてオルカン一本に絞るのも手

余談として、あえてオルカン一本に絞るのも手ではあります。

オルカン自体がそこそこ大きく分散している投資信託であるため、それ一本にしても分散効果はそれなりにあります。

他に投資商品の組み合わせが浮かばない、良い選択肢がないと思う場合は一本に考えてみるのもいいでしょう。

オルカンをうまく補完した組み合わせにしてみよう

今回はオルカンと他の商品との組み合わせについて紹介いたしました。

オルカンはとても良くできた商品ではあるのですが、他の商品と組み合わせることで高いリスク分散効果を活かせます。

アセットアロケーション(資産配分)を自分なりに意識してみて、オルカンとの組み合わせを考えてみてください。

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