世界中の株式に投資できるeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、初心者にも人気です。NISAや長期積立を利用すれば、リスクを抑えて成長が期待できます。
その運用方針や手数料、リターン比較、銘柄構成を知ると、自分の資産形成に役立つ理由が明確になります。米国との比較データをチェックすることで、下落局面にも対応しやすくなります。
今回はオールカントリー、通称オルカンに絞って紹介していきます。
話題のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とは?
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、通称オルカンは、三菱UFjアセットマネジメントが運用するインデックスファンドです。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)に連動し、日本を含む先進国・新興国の約3000銘柄に投資します。
これ一本で世界経済の成長を享受できるため、初心者にも人気のあるファンドです。積立NISAやiDeCoの対象でもあり、長期・分散・低コストを重視する投資家におすすめです。
オールカントリーの運用方針と投資対象の詳細は?
オールカントリーの運用方針は、世界全体に分散投資することでリスクを抑えながら成長を狙う仕組みです。
日本や米国など先進国のほか、新興国の銘柄も含めて幅広く組み入れるため、経済状況の変化に応じて自動で地域や比率が調整されます。ほとんどはアメリカ株になっていますが、広範囲に投資ができるのはS&P500との違いになります。
オルカンはNISAの対象商品でもあり、税制優遇を活用しやすい点が魅力です。株式市場が盛り上がる時期には高いリターンを期待できますが、為替や各地域の経済動向などに影響される場面も想定されますので注意が必要です。
1本で全世界に投資できるので、初心者にとっても管理が容易です。全世界の銘柄を視野に入れることで、長期的な運用を望む個人投資家の資産形成に貢献できる可能性があります。
オルカンのポートフォリオ構成と組入銘柄一覧
2024年では、主に以下の企業がポートフォリオ上位に組み込まれています。
- アップル(Apple Inc.) (Iphone)
- マイクロソフト(Microsoft Corp.)(Windows)
- アマゾン(Amazon.com Inc.)(通販最大手)
- エヌビディア(NVIDIA Corp.)(グラフィックボード最大手)
- アルファベット(Alphabet Inc.)(Google)
- メタ(Meta Platforms Inc.)(Facebook・Instagram運営)
- テスラ(Tesla Inc.) (電気自動車)
- バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway Inc.) (投資会社)
- TSMC(台湾積体電路製造) (半導体)
- ユナイテッドヘルス・グループ(UnitedHealth Group Inc.) (米国の大手医療保険)
このポートフォリオは時期によって変動しますが、主に時価総額の大きい世界的企業で構成されています。詳細な最新データを確認したい場合は、三菱UFJアセットマネジメントの公式サイトなどでチェックすると良いでしょう。
オルカンが初心者やつみたてNISAに選ばれる理由とは?
オルカンは、全世界の株式を幅広く組み入れているため、初心者でも分散効果を得やすい点が選ばれています。つみたてNISAの対象として、少額から月々積立で購入しやすい点も好評です。
とにかく管理が楽なのもあり、毎月積み立てを設定したらあとはほったらかしでも運用ができるのが最大のメリットとも言えます。
リスク分散を図りつつコストを抑えられる特徴があり、国内外の経済情勢に応じた柔軟な運用が望めます。
オルカンの手数料やコスト比較
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の手数料体系は以下のとおりです。
- 購入時手数料:無料(ノーロード)
- 信託報酬:年率0.05775%(税込)
- 信託財産留保額:なし
一般的にアクティブファンドは信託報酬が年率1~3%と考えると、いかに手数料が安いかが分かるかと思います。
オルカン投資の実際のリターン・リスクをデータで確認
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の純資産総額は、設定以来順調に増加しています。2025年4月1日時点での純資産総額は約5兆4,187億円です。

設定当初の2018年10月31日には、基準価額は10,000円、純資産総額は約3,224億円でした。 その後、基準価額と純資産総額は共に増加傾向を示しています。
以下に、主要な時点での純資産総額の推移を示します。
- 2018年10月31日:約3,224億円
- 2025年4月1日:約5兆4,187億円
このように、オルカンは設定以来、純資産総額を着実に増加させています。
eMAXIS Slim全世界株式ファンドの最新ランキングと評価

SBI証券のランキングですが、常に1位を取っています。またレーティングも高いため、投資家の評価も高めです。
実際の個人投資家からの口コミ・評判はどうなのか?
実際の口コミを見ると、政治情勢によって下落リスクが高まると懸念する意見もあります。
一方で長期投資との相性が良いという声が多く、値動きはあっても保有期間が長いほど成果を期待しやすいと感じる投資家もいます。安定感を評価する意見や、つみたてNISAでこつこつ積み立てられる点を重視する声も目立ちます。
米国の政策変化や為替動向が影響しそうだという指摘はありますが、信託報酬の低さや分散効果をメリットととらえる人も多いです。とくに初心者には、比較的わかりやすい仕組みが評価されています。
全体としては、世界の株式に幅広く投資できる点が好評で、将来の成長可能性を期待する姿勢がうかがえます。
投資初心者が知っておきたいオルカンのメリット・デメリット
オルカンは47カ国・約2600銘柄に投資し、全世界株式の市場平均程度の成果を狙うファンドです。株式100%の構成なので値動きは比較的大きく、為替リスクにもさらされます。
また、米国株が時価総額の大部分を占めているため、米国市場の下落や円高の進行によって基準価額が変動する場面があるかもしれません。
一方、世界の株を広く組み入れるメリットとして、長期的な経済成長を取り込む可能性が期待されます。日本株の割合は約5%程度にとどまるため、国内の値動きを重視したい人は別のファンドを組み合わせる選択肢もあります。
高配当やアクティブ型の投信を足してリスクを抑えたり、地域バランスを整えることで、資産管理の柔軟性を高められます。初心者が最初に選ぶ1本として活用しやすい一方、2本目以降の組み合わせにも工夫の余地があるのがオルカンの特徴です。
結局、オルカンに投資すべきか?最終判断とまとめ
オルカンは、全世界にわたる株式を広範囲に取り込むことで、経済成長を分散して享受しやすい設計になっています。一方で、米国への比重が大きい点や為替リスクがつきまとうため、投資目的やリスク許容度を考慮した上で選択することが望ましいです。
日本株の比率を補強するなど、ほかの投信と組み合わせる方法もあります。自分の資産を着実に育てたいと考えるなら、販売会社やデータを比較して納得のいく商品を選びましょう。
今回はオルカンについて紹介・解説いたしました。長期投資を行うのにはとても適している商品ですので、ぜひ検討してみてください。
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